子どもが学校に行きたくないと言ったとき、つい「行きなさい!」と怒ってしまいそうになることはありませんか?私も不登校児を持つ親として、その気持ちは痛いほど分かります。
しかし、ここで少し立ち止まるだけで、子どもとの関係も、将来も大きく変わります。
今回は、私が実践して効果のあった「親が冷静になるための3つの方法」を紹介します。
1. 「学校に行ったからといって幸せが約束されるわけではない」ことを思い出す
学校に通うこと自体は価値のあることですが、それがそのまま「立派な大人」や「幸せな人生」につながるわけではありません。
私と同年代で日本で育った多くの人は、ほぼ全員が学校にきちんと通った人だと思います。
でも周りを見てください。みなさん立派な人達でしょうか。
もちろん素晴らしい人も多いと思いますし、人は完璧である必要はありません。
ただ、学校に通っていたであろう多くの人たちのうち、「本当に立派だな」と思える人ってそう多くはないんじゃないでしょうか。
このことを思い出すだけでも、「今、無理に行かせなくても大丈夫」と心を落ち着けることができます。
2. 無理に行かせて危険な状況になっても後悔しないか?と自分に問いかける
本人が嫌がっているのに無理に行かせることで、交通事故や犯罪被害など、思わぬ危険につながるかもしれません。そのような被害に遭ったときに、「それでも学校に行かせて正解だった」と思える心は私にはありません。
子ども達の笑顔や元気に勝る幸せはありません。
それらを犠牲にしてまで学校に行かせる意義とは何なのか、少し立ち止まって考えてみてほしいです。
3. 子どもの人生は子どものものと考える
最終的に、子どもの人生は子どものものです。
「行くか行かないかは子ども自身が決めること」と心の中で言い聞かせるだけで、親の焦りや怒りを大きく抑えられます。
無理に行かせたからといって幸せになれる保証もないのに、登校を強制する権利が親にあるのでしょうか。もし大人だったら?無理に会社に行かせるなんてことしないと思います。
意思を尊重されるべきなのは、大人も子どもも同じです。
自分で選び、経験し、学ぶことも、子どもの成長につながります。ここはぐっと気持ちを我慢して子どもの選択を信じましょう。
💡 子どもの不登校に悩む親御さんにおすすめの本です。
子どもも意見が尊重されるべき個人であることを再認識させられます。
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まとめ
学校に行く・行かないで親が一喜一憂するのは自然なことです。
しかし、立ち止まって「学校に行ったから幸せになるわけではない」「無理に行かせるリスクを考える」「子どもの人生は子どものもの」と思い出すだけで、冷静さを取り戻せます。
親が落ち着くことで、子どもも安心して自分のペースで前に進めると信じています。

大丈夫。
いつも頑張っているあなた。
肩の力を抜いて、一緒に前を向いて歩んでいきましょう。
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