【不登校って、悪くない】不登校はどう始まる?親だから気づけた小さなサイン

子どもの不登校は、ある日突然「学校に行かない」と始まるものだと思っていました。
でも実際には、その前に小さなサインがいくつもあったのです。

当時は「疲れているのかな」「たまたまかな」と思っていましたが、今振り返ると、不登校の始まりだったのだと気づきます。

この記事では、私自身が不登校の子どもと向き合う中で体験した「始まりのサイン」や「きっかけ」を、同じように悩む親御さんの参考になればと思いまとめました。
専門家の立場ではなく、同じ「親の声」として読んでいただければうれしいです。


不登校の始まりはどのように訪れる?

親が気づいた小さなサイン(体験談)

うちの子の場合、最初の変化は「習い事に行くのを嫌がる」ようになったことでした。
それまで楽しんで通っていた空手教室も、行く前から不安そうな表情を見せたり、「行きたくない」と訴えるようになったのです。

さらに、「今日休んでいい?」と言う日が少しずつ増えていきました。
最初は「疲れているのかな」「今日はたまたまかもしれない」と軽く受け止めていましたが、その頻度が高くなるにつれて、「これは少し違うかもしれない」と感じ始めました。

最終的には、家を出ても教室には行かず、街をひとりで歩き回っていたこともありました。まだ小学2年生という年齢もあり、その姿に本当に心配になりました。将来、生きる目的がなくただ満たされない気持ちを紛らわせるために街をぶらつく子になってしまうのではないか――そんな不安が頭をよぎり、大げさに聞こえるかもしれませんが、親としては心の底から苦しかったのです。

その不安は怒りに変わり、子どもに「お金がもったいないし、行かないならもう辞めてもいい」と感情をぶつけてしまいました。子どもなりに頑張ろうとしていたのだろうと思いますが、当時はその気持ちに寄り添う余裕がなく、今振り返ると本当に申し訳なく、思い出すだけで胸が苦しくなります。

よくある不登校の初期サイン(一般的な例)

私の体験以外にも、よく見られる不登校の始まりのサインには次のようなものがあります。

  • 朝なかなか起きられなくなる
  • 「頭が痛い」「お腹が痛い」と体調不良を訴える
  • 学校や友達の話を避ける
  • 日曜日の夜に不機嫌になったり、情緒が不安定になる
  • 宿題や学校の準備を極端に嫌がる
  • 学校では頑張っていても、家に帰るとぐったりしている

もちろん、これらのサインがすべて不登校につながるわけではありません。
ただ、今振り返ると「習い事を嫌がる」「休みたいと言う日が増える」というのも、子どもからの小さなSOSだったのだと思います。


不登校が始まった時に親ができること

子どもが「学校に行きたくない」と言い出した時、動揺する親が多いかもしれません。
私自身も最初は「休みがちでもいいから行ってほしい」「休ませたら勉強が遅れて将来苦労するのでは」と焦りました。

でも今思うのは、無理に登校させようとしないことが何より大切だということです。

まずは休むことを認める

体調や心のエネルギーが落ちている時に、さらに無理を重ねると回復が遅れてしまいます。
「休んでもいいよ」と言えるだけで、子どもは安心することがあります。

気持ちを聞こうとするより、受け止める

「どうして行けないの?」と問い詰めるのではなく、ただ隣にいる。
はっきりとした理由がない、あるいは自覚していない子も多いそうです。我が家でも何度か尋ねたものの、それっぽい言葉が出てくるだけで、本質はまだ見えていません。不必要なプレッシャーをかけないためにも無理に理由をさないことも大切だと気づきました。

親がまず整う

不安、怒り、自分を責める気持ち。とにかく苦しい気持ちでいっぱいになります。

私もそうでした。

だけど親がそのような状態では前向きな気持ちで現状を受け止めることができません。

子どもが頑張っている分親も頑張って来たはずです。一度立ち止まって自分をいたわり、笑顔のお父さん・お母さんで子どもと接することを優先してみませんか。


まとめ

不登校は、突然始まるのではなく、小さなサインの積み重ねから少しずつ始まることが多いと感じます。
私自身もそのサインを見逃したり、「大丈夫だろう」と思い込んでしまったことがありました。

同じように悩んでいる親御さんが、もしこの記事を読んで「うちの子にも当てはまるかも」と気づいたり、少しでも安心できたらうれしいです。


👉 次回は、今回の体験を振り返って「もしあの時に戻れるならどうしていただろう?」という記事を書こうと思います。
親としての後悔や学びをシェアすることで、同じ悩みを持つ方の参考になればと願っています。

あぽさきぽき
あぽさきぽき

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いつも頑張っているあなた。
肩の力を抜いて、一緒に前を向いて歩んでいきましょう。

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