【大人の発達障害】親に言う?言わない?

【大人の発達障害】親に言う?言わない?私の体験と考え方

大人になって自分に発達障害があるとわかったとき、ふと考えます。
「親に話すべき?」

正直、私は親にはまだ話していません。理由ははっきりわからないけれど、
親が悲しむかもしれない、軽くあしらわれるかもしれない、信じてもらえないかもしれない――そんな気持ちがあるからです。

実は最初は、親に伝えようと思っていました。
その理由は少し複雑で、人生で辛い思いをして、人並みになるよう無理に頑張ってきた自分に対して、「親への責めたい気持ち」があったからだと思います。
今振り返ると、これは被害者的な思いだったのかもしれません。

親に言うメリット

  • 理解してもらえる
    親に知ってもらうことで、生活の工夫やサポートを受けやすくなる場合があります。
  • 安心感が得られる
    自分の特性を隠さずに済むことで、心の負担が軽くなることもあります。無理して頑張ってきた自分にこれ以上不必要な負荷をかけずに済みます。
  • 発達障害の話題でモヤモヤせずに済む
    人は本音と建前があるもの。他人の前では隠すような意見も、家族の前では口にしてしまうこともあるかも。会話の中で発達障害が話題になった時、それを否定する意見が出たらどうしようと心配せずに済みます。

親に言わないメリット

  • 家族に負担をかけない
    特に親が心配性な場合、自分の生活に集中できる利点があります。世代の違いもあり発達障害そのものの理解が乏しい場合、「育て方が悪かったんじゃないか」と自分を責めてしまう可能性があります。
  • 自分のペースで生活できる
    伝えることで指摘やアドバイスが増えることも。言わないことで自分なりのやり方を守れる場合もあります。特に親が「治せる」と思っているケースは病院に行くよう言われたり○○で治せると聞いたなど、根拠のないアドバイスに疲れてしまうかもしれません。

伝えるかどうかを決めるポイント

  • 伝えることで、自分が何を得ようとしているのか
    -安心感が欲しいのか、共有できる相手が欲しいのか、これ以上頑張らせないで欲しいのか
  • 親との関係性
    -サポートしてくれる、ただ認めてくれる、心配する、責める
    -自分の得ようとしているものが叶うのかの見極めが肝心です
  • タイミングや伝え方
    -会って直接、メールで、両親揃った時に、など

言うと決めた場合のコツ

  • 事前に情報を整理して伝える
  • 感情的にならず、事実として説明する
  • 小さなステップから話す 兄弟がいれば、先に兄弟だけに伝えて反応を見るのも

まとめ

親に話すかどうかに正解はありません。大切なのは、自分にとって安心できる方法を選ぶことです。
話すも話さないもあなたの大事な選択肢であり、どちらも正しいのです。

まずは、伝えることで自分が何を得ようとしているのか。それを自分自身で見極めることが一番大切です。

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