今では冷静でいられる私も、子どもが不登校になったとき、「どうしたらいいんだろう」と毎日不安でいっぱいでした。
勉強の遅れ、家にこもりきりの生活、友達とのつながりの途切れ…。悩みは尽きません。
けれど、不登校について友達に正直に打ち明けるのは難しいものですし、
祖父母などの家族に相談すると世代の違いから意見がぶつかりやすいという現実もあります。
つまり、身近な人だけに頼るには限界があるのです。
そんな中で、学校以外に頼れる先を見つけたことで、私も子どももずいぶん楽になれました。
この記事では、私が実際に頼って安心できた3つの選択肢を、「対処療法 → 原因確認 → 未来への一歩」という流れで紹介します。
1. フリースクール|勉強・交流・引きこもり不安を和らげる居場所
最初に頼ったのはフリースクールでした。
勉強の遅れや、家にこもりがちで人との関わりが減っていくことへの不安…。親としては目の前の問題をどうにかしたいと思っていました。
フリースクールは、子どもが自分のペースで学べる場所であり、同世代と交流できる空間でもあります。
毎日でなくても、週1回・数時間だけでも十分。「少しでも外に出て、人と関わっている」という事実が、親としての大きな安心につながりました。
私自身、子どもの笑顔をフリースクールで見たとき、「一歩前に進めた」と心からホッとしたのを覚えています。
2. 児童精神科|根本原因にアプローチできる安心感
フリースクールで少し落ち着いた後、次に相談したのが児童精神科です。
「なぜ不登校になったのか」「医学的な対応が必要な状況なのか」を、専門的に見てもらうことが目的でした。
医師から「不登校は珍しいことではない」と言われただけでも救われましたし、発達特性や今後親がすべきことを冷静に説明してもらえたことで、自分を責める気持ちが和らぎました。
必要であればカウンセリングや治療につなげられる選択肢があると知るだけでも、親としての安心感は大きいと思います。
3. ライフコーチ|未来に向かって伴走してくれる存在
日常の環境が整い、医学的な助言も受けたあと、子どもにとって大きな支えになったのがライフコーチでした。
親には言いにくい気持ちも、第三者だからこそ素直に話せるようで、子どもの表情に少しずつ変化が出てきました。
ライフコーチとの対話を通じて、子どもは「本当はどうしたい?」を少しずつ言葉にできるようになり、小さな目標を持てるようになりました。
未来に向かう力を取り戻すきっかけをもらえたのは、親だけではできなかったことです。
まとめ|親子だけで抱え込まなくていい
不登校は、親子だけで解決するのはとても難しい問題です。
でも、学校以外にも頼れる場所や人がいると知ることで、気持ちはずいぶんと楽になります。
- 目の前の不安を和らげてくれる「フリースクール」
- 根本原因を確認できる「児童精神科」
- 未来に向けて伴走してくれる「ライフコーチ」
これはすべて私が実際に頼った先です。
同じように悩んでいる親御さんにとっても、きっと助けになると信じています。
どうか、ひとりで抱え込まずに、少しでも安心できるサポートを探してみてください。
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大丈夫。
いつも頑張っているあなた。
肩の力を抜いて、一緒に前を向いて歩んでいきましょう。
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