出発前にこんな記事を書きました。
「帰りの両替所の前で息子が何か言うかもしれない。それが楽しみだったりする。」
結果から言います。
両替所には行きませんでした。
AUDを使い切るという選択
帰りの空港で気づいたら、3人の手持ちのAUDがわずかになっていました。
「全部使い切ろう」
自然とそういう流れになって、3人のAUDをかき集めました。お水を買って、軽食を買って、空港でできる限り使い切る作戦です。
「帰りは円安がいい」と言っていた息子。余ったAUDを円に戻すときに円安だと得、という話をしていたのですが、そもそも使い切ってしまえば両替は必要ありません。
理論より現実。旅の最後らしい結末でした。
残り2.89ドルで始まったゲーム
全部使い切ったと思ったら、最後に2.89ドルが残りました。
「何が買える?」
子どもたち二人が自然と動き出しました。ショップをうろうろしながら値札を見て、「これは3ドルだから足りない」「これは2ドルだから買えるけど89セント余る」「2つ買ったら?」と相談しています。
どうすれば一番無駄が出ないかを真剣に考えている二人。
これ、すごく大事な経験だと思いながら見ていました。予算内で最適な選択をする、というのは大人でも意外と難しいことです。
答えはチョコレート2個
あれこれ検討した末、二人が出した答えはチョコレート2個でした。
ちょうど予算内に収まる組み合わせを見つけたんです。
「やった!ぴったり!」
残った小銭は?国際空港にある募金箱に入れました。
自分たちのお金を自分たちで考えて使い切って、最後は誰かのために寄付する。こんな体験、日本にいたらなかなかできません。二人にとって初めての募金体験でもありました。
現地で感じた為替のリアル
ケアンズで過ごしながら、子どもたちなりに為替を肌で感じていました。
ポケモンカードを買った息子が「日本より高い」と言っていました。マクドナルドのソフトクリームが50セント(約50円)だったときは「なんでこれだけ安いの?」と不思議そうにしていました。
出発前に「円安・円高」の話をしていたからこそ、現地での値段が単なる「高い・安い」ではなく、為替や物価の話とつながって見えていたのだと思います。
頭で理解していたことが、体験を通じてリアルになる。これが旅の一番の価値だと感じました。
「帰りは円安がいい」の答え合わせ
結局、帰りに円安かどうかを確認しませんでした。
AUDを使い切ってしまったので、両替所に行く必要がなかったからです。
息子の「帰りは円安がいい」という仮説は、検証されないまま終わりました。
でもそれでいいと思っています。大事なのはレートの正解を出すことじゃなくて、お金について考える習慣がついたこと。2.89ドルをどう使うか真剣に考えた経験の方が、ずっと価値があります。
次に海外に行くとき、息子はレートをまた調べるでしょう。そしてまた「帰りは円安がいい」と言うかもしれない。
それでいい。考え続けることが大事なんだから。
ケアンズ旅行記シリーズ、次回は異文化体験編です。お楽しみに!

大丈夫。
いつも頑張っているあなた。
肩の力を抜いて、一緒に前を向いて歩んでいきましょう。


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